写真の撮り方

光・色・構図の基本を知ろう

写真をかわいく・おしゃれに・うまく撮るには、ただすてきな被写体を撮影するだけではNG。

カメラ設定や撮り方をちょっと工夫して「光」「色」「構図」をコントロールすれば、あなたの思い通りの雰囲気ある写真を撮ることができます。

基本的な写真の撮り方をチェックしてください!

「光」を味方にして“かわいい”!

◎光の種類で印象は変わる!

写真の仕上がりは、光の種類で大きく変わります。
一番大事なのは、どこから光を受けるのか(=角度)。

同じ場所・同じ時間に撮影しても、光の角度が違うだけで印象はかなり違ってくるんです。

光の種類って?

・正面から受ける光・・・「順光」
→色味が濃く、コントラストが強く、陰影がくっきりとした写真に。
・後ろから受ける光・・・「逆光」
→メインの被写体に陰影ができないので、やわらかく、ふんわりとした輪郭の写真に。
・横・斜めから受ける光・・・「斜光」
→被写体の凹凸がそのまま影になって立体感のある写真に。

◎逆光で人物をきれいに撮ろう!

「逆光=写真撮影にはNG」は勘違い。

実は、逆光は人物撮影にぴったりなんです。
逆光で人物が暗くなってしまうのは、明るすぎる背景を適度な明るさに抑えようとして人物まで暗くなってしまった結果。
露出補正をして調整すればOKです。

露出補正:カメラ側の調整で写真の明るさを補正する機能。

プラスにすれば明るく、マイナスにすれば暗くなるため、逆光で人物を撮影するときにはプラス1~2がちょうどいいでしょう。露出補正は「オートモード」では変更できないので、プログラムオートや絞り優先モードなど、オートモード以外にして撮影を!

くもり空でも使える!露出補正

露出補正は曇りの日にもおすすめ。太陽光が雲で拡散して光がやわらかくなる曇りの日は、コントラストが低く色のメリハリが少ない写真になりやすいもの。ですが、晴れの日に起こりやすい白飛び(極端に明るいところが真っ白になる)も起こりにくいので、プラス補正をすれば明るさはアップしながら、ふんわりとやわらかな写真になります。

◎ちょっと暗い場所でも明るく撮るには

暗い場所で明るい写真を撮るには、シャッタースピードを遅くしてレンズを開いている時間を長くとる(光を多く取り込む)のが通常の方法ですが、ISO感度を高くすればもっと手軽に明るい写真を撮影できます。

ISO感度:カメラが感じ取ることができる光の量。

ISO感度が高くなれば、感度がアップするため少ない光でも明るく撮影できますが、高くしすぎると粒子が粗くなって画質が悪くなってしまうので要注意。 荒くなりすぎず、ほどよい明るさにするにはISO100~400がベターです。

お部屋のなかでは自然光をうまく使おう!

室内撮影は薄暗くなりがち。ですが、窓際に差し込む自然光を使えば、シャッタースピードを遅くしたりISO感度を高くしたりせずに明るい写真を撮影できます。
おすすめは日の高い10時~14時。もし明るすぎる場合は、白いレースカーテンなど白い布をかざせばほどよく遮光できます。

色をとりいれて“おしゃれ”!

◎デジカメの「ホワイトバランス」を使いこなそう

デジカメの「ホワイトバランス」は、写真の色味をコントロールできる機能。色をつけるというよりは、差し込む光によって変わってしまう色合いを修正する機能といえます。蛍光灯の下はどうしても青白くなるし、曇りの日はグレーがかってしまう……そんなときにホワイトバランスを使うと、青さを抑えてナチュラルな色にしてくれたり、黄色みや赤みを足して晴れたときの色合いに近づけてくれたりします。

あえて使って写真に雰囲気を!

たとえば、晴れた日でもくもりモードに設定すれば黄色みや赤みが足されます。あたたかみやぬくもりのある暖色の写真を撮りたいというときは、あえてホワイトバランスをいじるのもひとつの手。

ちなみに、ホワイトバランスと色味はこのような関係になっているので、いろいろ試して好みの色合いを見つけてみましょう。

◎露出補正でカラフルさをグッと引き立たせよう

お花やフルーツなど、被写体のカラフルさを際立たせたいときには、露出補正をプラスにして明るめに撮影するのもおすすめ。明るく撮るとそれだけ色の鮮やかさがくっきりと出るので、それだけで色が強調されて画面が華やかになります。

「構図」を工夫して“うまい”!

とりあえずこの基本を抑えればOK

代表的な基本構図を3つご紹介します。この構図に当てはめるだけで、写真のちぐはぐさはなくなりますよ。慣れてきたら背景や被写体などからできる画面上のラインを見つけて、ラインが崩れないように撮影してみましょう。

  • 初心者さんはまずこれ!2分割構図
    2分割構図

    画面を縦横半分で分ける構図。海と空を地平線で2分割した景色が代表的です。この地平線の高さを上にしたり、下にしたりすることで写真の印象を変えることができます。

  • 線に当てはめればキマる3分割構図
    3分割構図

    2分割構図をちょっと高度にしたのが、画面を縦横3つに分割したこちらの構図。分割してできた線に重なるように被写体を写すことで、背景をうまくとりいれながらバランスをとることができます。

  • 撮りたいものを中心に日の丸構図
    日の丸構図

    被写体を強調するなら日の丸構図。画面の中心に映したいものを置くことで、インパクトを出すことができます。ただし、単調になりやすいので角度などに工夫が必要です。

◎きれいな風景を雰囲気よく撮るなら・・・

草原、花畑、空など、きれいな風景はぜひともカメラに収めたいけど、どこか単調になりがち。変化のある写真を撮るには、カメラを傾けるという小ワザをおすすめします。画面の中にできるライン(地平線や境界線)を崩さないように意識して斜めに撮ると、画面に躍動感が出てかなり印象が変わるんですよ。

◎人物を自然にかっこよく撮るなら・・・

何気ない表情をねらっていると、どうしても人の顔ばかりに注意がいってしまいますが、人物撮影をするなら背景のバランスが大事。自然な表情を引き立たせるには、顔周辺の背景に余計なものが写りこまない構図をねらいましょう。電柱、人、車、遊具などが顔のまわりに写ってしまうと、表情が引き立たちません。空や木、壁、地面などが背景となるよう角度を変えてみましょう。